レンズの情報量のコントロールについて
写真撮影において重要な要素の一つが、レンズを通じて得られる情報量です。情報量は、写真の印象を大きく左右します。ここでは、レンズの情報量をコントロールする方法について詳しく解説します。
1. 焦点距離による情報量のコントロール
焦点距離を変えることで、写真に含まれる情報量を調整することが可能です。これは、レンズの種類（広角レンズや望遠レンズ）によって変わります。
(1)広角レンズ
（ⅰ）背景の映る範囲が広くなります。
→風景写真などでは広範囲を撮影することができます。
（ⅱ）手前の被写体を大きく映す特性があります。
→被写体を強調するのに有効な手法となります。
(2)望遠レンズ
（ⅰ）背景の映る範囲が狭くなります。
→特定の被写体を強調するのに有効です。
（ⅱ）手前と奥の被写体の大きさが同じになる特性があります。
→被写体と背景のバランスを保つことができます。
“In photography there is a reality so subtle that it becomes more real than reality.”
– アルフレッド・スティーグリッツ
2. 被写界深度（ボケ量）による情報量のコントロール
被写界深度を変えることで、写真の情報量を調整することが可能です。これは、被写界深度が深いパンフォーカスと、被写界深度が浅いシャローフォーカスによって変わります。
(1)パンフォーカス
パンフォーカスでは、背景にもピントがしっかり合っています。その結果、写真全体に情報が含まれ、情報量は多くなります。しかし、その一方で、被写体が際立ちにくいというデメリットもあります。
(2)シャローフォーカス
シャローフォーカスでは、背景がボケることにより情報量が減ります。しかし、被写体が際立つというメリットがあります。特定の被写体を強調するためには、シャローフォーカスが有効です。以上、レンズの焦点距離と被写界深度をうまく調整することで、写真の情報量をコントロールすることができます。
これらのテクニックを活用し、より印象的な写真を撮影してみてください。
後藤穂高 / Hodaka Goto
元AOL日本、Netscape日本、ICQの社長である私の親の指導の下でキャリアを開始。
戦略的コンサルティング、法務、情報システム、システム開発を経験。
メディア、法律、テクノロジー、広告セクター。
マレーシアに拠点を置き、顧客組織のエグゼクティブに対して効果的なリスク軽減とビジネスプロセス改善計画について提案。
慶應義塾大学法科大学院卒業、上智大学法学部国際関係法学科卒業（成績優秀により3年間で早期卒業）
主なスキル：
企業関連の法務 | グローバル法務 | 業務改善 | コンサルティング | リスク管理 | 契約 | 自動化 | 法的サービス | KPI設計 | 上場準備 | プロジェクト管理 | 株主対応 | Google Workspace | Microsoft Office | SaaS | ERPシステム | CRMシステム
