生産性による効率分析
生産性による効率分析の方法について詳解
1. 物、人、間接部門の生産性の測定
a. 有形固定資産生産性
有形固定資産生産性は、付加価値を有形固定資産で割ることで計算します。これは、投資された資産がどれだけの価値を生み出しているかを評価する指標です。例えば、工場や機械などの固定資産がどれだけの付加価値を生み出しているかを測ることができます。
b. 総人員の労働生産性
総人員の労働生産性は、付加価値を総人員で割ることで計算します。これは、従業員一人当たりがどれだけの価値を生み出しているかを評価する指標です。労働時間や人件費を抑えつつ、高い付加価値を生み出すことができれば、労働生産性は向上します。
c. 特定間接部門労働生産性
特定間接部門労働生産性は、付加価値を特定間接部門人員で割ることで計算します。これは、間接部門の従業員がどれだけの価値を生み出しているかを評価する指標です。間接部門とは、製造や販売といった直接的な付加価値を生み出す部門以外の部門を指します。例えば、人事や経理などが該当します。
2. 直接部門、賃金の生産性の測定
a. 直接部門生産性
直接部門生産性は、付加価値を直接部門人員で割ることで計算します。これは、直接部門の従業員がどれだけの価値を生み出しているかを評価する指標です。直接部門とは、製造や販売といった直接的な付加価値を生み出す部門を指します。
b. 賃金生産性
賃金生産性は、付加価値を賃金で割ることで計算します。これは、賃金に対してどれだけの価値が生み出されているかを評価する指標です。賃金生産性が高いほど、同じ賃金でより高い付加価値を生み出すことができると言えます。
“効率性は良いことを正しく行うことを意味し、効果性は正しいことを行うことを意味する。”
– ピーター・ドラッカー
3. 労働配分率
労働配分率とは、賃金を付加価値で割ったもので、賃金生産性の逆数となります。これは、付加価値に対する賃金の割合を評価する指標です。労働配分率が低いほど、同じ付加価値を生み出すのに必要な賃金が少ないと言えます。
4. 棚卸資産の生産性
棚卸資産の生産性は、売上高(または付加価値)を棚卸資産で割ることで計算します。これは、在庫資産がどれだけの価値を生み出しているかを評価する指標です。在庫資産が多いのに売上が少ないと、在庫資産の生産性は低いと言えます。
5. 売場の生産性
売場の生産性は、売上高を面積で割ることで計算します。これは、単位面積あたりの売上高を評価する指標です。これは、店舗の効率性や収益性を測る指標として使用されます。売場の面積を効率的に利用し、高い売上を上げることができれば、売場の生産性は高いと言えます。
後藤穂高 / Hodaka Goto
元AOL日本、Netscape日本、ICQの社長である私の親の指導の下でキャリアを開始。
戦略的コンサルティング、法務、情報システム、システム開発を経験。
メディア、法律、テクノロジー、広告セクター。
マレーシアに拠点を置き、顧客組織のエグゼクティブに対して効果的なリスク軽減とビジネスプロセス改善計画について提案。
慶應義塾大学法科大学院卒業、上智大学法学部国際関係法学科卒業(成績優秀により3年間で早期卒業)
主なスキル:
企業関連の法務 | グローバル法務 | 業務改善 | コンサルティング | リスク管理 | 契約 | 自動化 | 法的サービス | KPI設計 | 上場準備 | プロジェクト管理 | 株主対応 | Google Workspace | Microsoft Office | SaaS | ERPシステム | CRMシステム