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社長の役割と民主主義的経営の危険性

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社長の役割と民主主義的経営の危険性

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社長の役割と民主主義的経営の危険性

社長の役割と民主主義的経営の危険性について解説いたします。
1. CEOの役割の本質
CEOの基本的な役割は、ビジネスを経営することであり、ビジネスの本質は「市場活動」です。ビジネスの生存は、「市場活動」によって生み出される経済的価値(利益)によって初めて可能となります。したがって、CEOの役割とは、市場活動によって利益を継続的に生み出すことであり、会社の内部運営を管理することは「ビジネスの経営」ではありません。

2. 民主主義的経営の危険性
次に、民主主義的経営の危険性について解説します。先述の通り、ビジネス活動とは市場活動であり、市場活動はCEOだけが行うことができます。一方、民主主義的経営は、組織内のメンバーを管理するだけであり、市場活動であるビジネスの経営ではありません。したがって、組織内のメンバーのモチベーションを管理することはCEOの仕事ではないということに注意する必要があります。

 “経営者の役割は、現在の問題を解決するだけでなく、明日の問題を予見することだ”
– Peter Drucker

3. 権限移譲の危険性
最後に、権限移譲の危険性について解説します。ビジネスの成功または失敗は、「やり方」の上手さではなく、「意思決定」によって決まります。この「意思決定」を行うのはCEOであり、「業務の実施」は従業員の役割です。そして、意思決定権限というものは、結果に対して全責任を負う者だけが持つべき権利であり、この意思決定権限を権限移譲することは非常に危険です。

結論として、CEOの正確な役割、民主主義的経営のリスク、そして権限移譲の危険性を理解することが、成功するビジネス経営の鍵となります。

後藤穂高 / Hodaka Goto

後藤穂高 / Hodaka Goto

元AOL日本、Netscape日本、ICQの社長である私の親の指導の下でキャリアを開始。
戦略的コンサルティング、法務、情報システム、システム開発を経験。
メディア、法律、テクノロジー、広告セクター。

マレーシアに拠点を置き、顧客組織のエグゼクティブに対して効果的なリスク軽減とビジネスプロセス改善計画について提案。

慶應義塾大学法科大学院卒業、上智大学法学部国際関係法学科卒業(成績優秀により3年間で早期卒業)

主なスキル:
企業関連の法務 | グローバル法務 | 業務改善 | コンサルティング | リスク管理 | 契約 | 自動化 | 法的サービス | KPI設計 | 上場準備 | プロジェクト管理 | 株主対応 | Google Workspace | Microsoft Office | SaaS | ERPシステム | CRMシステム

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